医療の基礎的、先駆的研究助成事業「30周年記念報告集」

30th

 公益財団法人車両競技公益資金記念財団(以下「当財団」という。)では、1987年(昭和 62 年)度から、医療の基礎的、先駆的研究に対する助成事業として、我が国における死因の上位を占めるがん・心臓病に対する研究へ、本格的な助成事業(以下「本助成事業」という。)をスタートしまし、2016年(平成 28 年)度で 30 周年を迎えました。
 この度、当財団は近年の世界的な論文のオープンアクセス化の流れを受け、医療の基礎的、先駆的研究へのさらなる貢献を果たすため、本助成事業報告書の全文を電子データ化して、医学部開設 の大学、大学院及び本助成事業に係わった研究機関の図書館へ配布し併せて当財団のホームページ上で広く社会に公開することにいたしました。
 皆様の研究の一助となれば幸いです。

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「医療の基礎的、先駆的研究に対する助成事業」研究事業報告書

平成29年度  平成30年度  令和元年度  令和2年度

公益の増進に係る諸問題の改善等の研究に対する支援事業

支援事業2021年度報告書_HP

 単身化が進む社会の現状と今後を見据えた(一社)全国居住支援法人協議会が行う、高齢者や障害者等の単身居住等の現状を把握し、今後の問題・課題等を抽出するための調査並びに当該分野の学識者による研究・提言を行うことを目的として基本的な調査研究への支援を行っています。

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森林浴による健康増進等に関する調査研究事業

森林浴_H28~R1

 世界的に温暖化や経済活動により多くの緑が消えていく中、我が国は豊かな森林資源を持ち、1982年に林野庁によって提唱された森林浴はその後の健康志向とも相まって広く社会に広がりました。しかしながら、その効用については医学的データが少なく、客観的な根拠が乏しい状況となっておりました。
 近年、データ蓄積によって森林セラピーが生み出す生理的効果は明らかとなってきていますが、これらデータの多くは20代の健康な男性において取得されたものであり、最も森林セラピーが必要と考えられる人々のデータ蓄積は皆無に近いのが現状であります。
 そこで、私ども車両競技公益資金記念財団は森林浴による健康増進等に関する調査研究事業委員会を設置し、平成25 年度からの第Ⅰ期3年間でデータ蓄積が少ない人々を被験者として森林セラピーの生理的、心理的リラックス効果についてデータ収集を進め、その効果について多角的に検討するとともに、平成28年度からの第Ⅱ期3 年間で視覚、嗅覚、聴覚刺激に分けて、それらの単独刺激ならびに複合刺激実験を実施し、森林浴効果のメカニズムの解明を行い、この度、第Ⅱ期研究成果を報告書として取りまとめることといたしました。この研究成果について、より広く社会の各方面に公表することが必要との声もあり、刊行する次第です。健康増進に関する諸研究の一助となれば幸いです。

第1期:平成25年度~平成27年度はこちら

第2期:平成28年度~平成30年度はこちら

第3期:令和元年度こちら

 ※令和2年度分は令和4年度に順延・令和3年度分は令和5年度に順延

      令和4年度こちら

上記以外の研究報告書

令和3年10月フィールドワーク(森林部:都民の森・都市部:銀座)こちら